頭木 弘樹

文学紹介者

1964年山口県出身。

潰瘍性大腸炎で入院した経験から

潰瘍性大腸炎を患った頭木さんは、二十歳の頃から13年間の闘病生活を送った。
病院で入院中に、同室の患者にドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟を流行らせたことがある。これが「文学紹介者」のはじまりだった。

相談にくる人たち

頭木さんが入院したのは大学3年生のころ。
まわりは就職活動をしている時期だったが、なぜだか就職活動の相談に頭木さんを訪れる人が多かった。
結婚したこともない20代の若者が50代夫婦の離婚危機を救ったりしたこともある。
エラそうなことを言わない、ただ聞いてあげる「お地蔵さんのようなものだった」と頭木さんは言う。

詩人の会合

擬態語をつかって痛みを医師に説明するのは難しい。ズキズキ?シクシク?ズーン?
どんな言葉を使ったら医師にうまく伝わるか、同室の患者と話し合ったのが「詩人の会合」のようだったという。